スポーツジムの開業費用を抑える方法とユーザーを呼び込む内外装デザイン

スポーツジムを新規開業する際、初期費用を抑える方法と、ユーザーを呼び込み、なるべく早くビジネスを軌道に乗せるための内装や外装デザインのポイントについて紹介しています。

スポーツジムは、フィットネスジム、パーソナルジム、ともに都市部では、選択肢がいくつもあるエリアもあるなど、多くの人にとって利用しやすくなってきました。その反面、どこも似たようなサービスを提供していて、何か決め手に欠くイメージもあります。

しかし近年、このような状況から抜け出そうと、新たなコンセプトで成功を収めているスポーツジムも登場してきています。これからスポーツジムを開業するのであれば、このように乱立するライバルジムとの差別化を図ることが重要です。本記事では、スポーツジムを開業する際の初期費用を抑える方法と、ユーザーを効果的に呼び込み、新しいスポーツジムのビジネスをなるべく早く軌道に乗せるための内装デザインのポイントをご紹介しています。現在、スポーツジムの開業を考えているけれども初期の出費は極力抑えたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

スポーツジムの開業資金の内訳

スポーツジムを開業するには、少なくとも300万円、できれば500~900万円ぐらいは資金を用意しておきたいところです。

物件の取得に150~500万円、設備に100~300万円、内装に20~100万円、広告費用として5~20万円程度のお金がかかります。

スポーツジムは、規模の小さいものであれば、比較的オープンしやすいのですが、それでも、資金をなるべく抑えてとなると、工夫をしないとなかなか難しいのが実情です。

最低限の内装工事で初期費用を抑える

新しいスポーツジムの初期費用を抑えるには、内装工事を最低限にするのが効果的です。もちろん、内装は新規開業するジムではお金をかけたいところかもしれませんが、物件の取得費用や設備の費用は削れないため、努力で大きく費用を削れるのは内装工事ぐらいしかありません。

それでも、物件によっては内装に手を入れないとユーザーを呼べるような内装にすることはできません。内装にかけられる学をあらかじめ設定しておき、その範囲内で工事をしてもらうといいでしょう。

スポーツジムの物件選びでチェックしておくべきこと

スポーツジムの物件選びの際には、必ずチェックしておかなければならないことがあります。ロケーションは当然のことですが、スポーツジムの場合は物件の床の「耐荷重」をチェックしなければなりません。

ロケーション

スポーツジムはさまざまな場所にありますが、さすがに何も考えずに出店してもユーザーを集めることはできません。駅の近くにあるわけでもないスポーツジムでも、条件さえ合っていればビジネスは成り立ちます。

スポーツジムを出店するロケーションを決める際は、近隣に住む人たちの属性を探る必要があります。近隣に住む人たちの属性を探り、詳細なところまで彼らのニーズを分析することで、どんなスポーツジムを出せばこのロケーションでビジネスを成功につなげられるのかが見えてきます。もちろん、ビジネスを成功につなげられるイメージが見えてこない場合もありますが、その場合はそのロケーションをあきらめたほうがいいでしょう。そのぐらいロケーションにはシビアになる必要があります。

もちろん、駅近の繁華街に物件を見つけられれば、ユーザーをかんたんに集められそうな気もしますが、こういうロケーションはライバルジムもたくさん存在しています。

ジムのロケーションを決める際は、近隣に住む人たちの属性のほか、地域性を考えることも重要です。都市部では公共交通機関での移動が当たり前ですが、地方では自家用車での移動が当たり前の地域もたくさんあります。このような地域では、必ずしも主要駅周辺がベストロケーションではありません。大きな駐車場があるホームセンターなどにフィットネスジムが併設されている場合があるのはそのためです。

床の耐荷重

スポーツジムには、トレーニング機器が必要です。ご存じのようにトレーニング機器は重いので、物件の耐荷重は必ず調べておきましょう。普通のマンションでは、1㎡あたりの耐荷重は通常約180kg、テナントで通常約300kgです。この耐荷重を超えるトレーニング機器を置いたからといって、ただちに床が抜けるわけではありませんが、へこみや傾きにつながる可能性はあるので、オーナーに必ず図面を見せてもらい確認しておきます。物件を探す前に導入したいトレーニング機材の重量を調べておき、内装をデザインする際に負荷を散らせるような配置を考えてもらうのもひとつのアイデアです。

初期費用を抑えるなら居抜き物件を探す

資金をふんだんに使えるのであれば、スケルトン物件を選んだほうがイメージする内装を作りやすいと思います。しかし、スケルトンの状態から内装を丸々作り上げるとなると、それこそ100万円以上のお金がかかってしまうため、出店したい地域に居抜き物件が見つかるようであれば理想的です。なんとか初期費用を抑えたいという場合は、居抜き物件一択で探したほうがいいでしょう。

居抜き物件ならトレーニングスペースやロッカー室、シャワーなどの設備をそのまま使えます。オフィススペースもそのまま使えることが多いので、必要のない器具や家具を処分するお金がかかったとしても、内装工事の費用をかなり抑えることができます。

居抜き物件でも、あまり使える設備がないと、結局はリフォームしなければならないためお金がかかってしまいます。DIYで内装を作るという考えもありますが、よほどシンプルで狭い範囲の内装工事以外はおすすめしません。内装工事に手がかかる居抜き物件は、初期費用を抑えることを前提とすると、あまり選ぶ意味はないでしょう。

スポーツジムの内外装デザインのポイント

スポーツジムの内装は、健康をイメージさせる、明るく、クリーンな雰囲気にデザインするのが一般的です。最近のトレンドは、高級感があるジムや付加価値提供型のジムですが、やはり基本形は「健康的」な内装でしょう。そのうえで、ユーザーが求める、通いたいと思ってくれるデザインを考えます。

入りやすい外装デザイン

新しく開業するスポーツジムは、ユーザーをなんとか呼び込まなくては商売になりません。そのために重要な役割を果たすのが外装デザインです。外装がいかめしいと、ユーザーは興味はあってもなかなか中に入る勇気が出てきません。スポーツジムらしい明るい、健康的なイメージと、ジムのコンセプトを看板や外装で表現しましょう。

外装デザインでは、窓やシースルーの壁、ガラスのドアなどを利用して、ジムの中が外から見えるようにすることも重要です。ユーザーは、中の様子がうかがえるので、安心して入ることができます。あまりにも外から見えすぎてしまう場合は、曇りガラスなどを一部に設置してもいいでしょう。

動線のデザイン

スポーツジムは、ユーザーとスタッフの動線を考えて内装を設計しましょう。トレーニングスペースには、トレーニング機器も設置されるため、動線を考えてデザインしないと、使い勝手の悪いジムになってしまい、ユーザーの満足度が低下してしまいます。

まとめ

内装のデザイン費用を抑えれば、スポーツジム開業の初期費用はかなり圧縮可能です。スポーツジムにおいて、最低限、ユーザーに満足してもらうためには「清潔」な環境を維持する必要があります。お金をかけなくても、お手洗いやシャワースペースなどを常に清潔に保つことは可能です。